こんにちは、稗田利明です!
音声認識サービスを展開するNottaは、9月4日にAI機能を搭載した新型ボイスレコーダー「Notta Memo」を発売した。価格は税込み2万3500円で、ヨドバシカメラ全店舗およびECサイト「ヨドバシ・ドット・コム」で取り扱いが始まっている。小型かつ高性能を特徴とするこの製品は、従来のレコーダー市場に新たな選択肢を提供することになりそうだ。
Notta Memoの最大の特徴は、4つのMEMSマイクと骨伝導マイクを組み合わせた計5基の全指向性マイクを搭載している点だ。これにより360度の集音が可能となり、周囲の雑音を効果的に抑制。対面での打ち合わせはもちろん、雑音の多いカフェやオンライン会議など幅広い環境で、クリアかつ臨場感のある音声を記録できるとしている。また厚さ3.5mm、重量18gという極めてコンパクトな設計で、胸ポケットや手帳にも収まりやすく携帯性に優れる点も特徴だ。
さらに、iPhoneと組み合わせて使いやすいMagSafe対応ケースも付属し、スマートな持ち運びと利用が可能となっている。ソフト面では、同社が展開するAI議事録サービス「Notta」とのシームレスな連携にも対応。録音した音声はリアルタイムでNottaアプリに同期され、その場で文字起こしデータの確認や編集ができるため、外出先でも効率的に作業を進めることができる。
ビジネスの現場における議事録作成の負担軽減や、取材・インタビューの記録効率化など幅広い用途が期待されているNotta Memo。高性能マイクとAIによる文字起こしの連携機能を併せ持つこのデバイスは、働き方の多様化やリモートワークの定着が進む中で注目を集めそうだ。