
こんにちは、稗田利明です!
米Microsoftは9月8日(現地時間)、Windows 11 Insider Previewの最新ビルド「27938」をCanaryチャネル向けに公開した。今回のビルドの最大の特徴は、ファイルエクスプローラーにAIを統合した「AIアクション(AI actions)」の追加だ。ユーザーが画像ファイルを右クリックすると、AIによる「背景をぼかす」「オブジェクト消去」「背景削除」「Bingビジュアル検索」といった操作が行えるようになり、画像編集や検索作業の効率が大幅に向上する。また、これらの試みは6月時点ですでに予告されており、満を持しての導入となった。
さらに、Windows 10では存在していたがWindows 11で削除されていた通知センターの秒付き時計の表示機能も復活。ユーザーからの強い要望を受け、秒単位での時間確認が可能になり、大きめのフォントで視認性が改善された。設定アプリの「時刻と言語」から新たなオプションを有効化することで利用できる。
そのほかの改善点としては、設定アプリにおいてサードパーティ製アプリがMicrosoft提供の生成AIモデルを利用した履歴を確認できる機能が追加された点が挙げられる。また、「このPCをリセット」、エクスプローラー、タスクマネージャー、入力や検索機能など幅広い領域で修正が施され、安定性の向上が図られている。ただし一部では、インストール中のエラーによるロールバックや、ストレージ設定での一時ファイルスキャン不具合、GPU関連処理やオーディオドライバの問題が残っており、今後の追加修正が求められる状況だ。こうした点から、今回のビルドは新機能と改善点の両面を持ちつつ、開発途上の課題も垣間見えるアップデートとなっている。