
こんにちは、稗田利明です!
Salesforceは、Slack上の会話データを活用して業務効率化を支援する「Slack AI」を発表した。Slack AIは日本語を含む多言語に対応し、Slackの有料プラン全てで利用可能となる。
Slack AIの主な機能は以下の通り。「まとめ」機能では、ユーザーがフォローしたいチャンネルの要約を毎朝配信する。また、Slack上のユーザーアクティビティに基づいて、Slack AIがまとめに追加するべきチャンネルをおすすめする。
「回答の検索」機能は、会話形式の質問に対して、パーソナライズされたインテリジェントな回答を提供する。関連するSlack上の会話から直接引用された平易な言葉で、明確かつ簡潔な回答を得られる。
「会話の要約」機能は、アクセス可能なチャンネルやスレッドから要点を抽出する。未読メッセージの把握や、過去7日間の会話の要約、あるいは任意の期間を設定して要約を作成できる。
Slack AIはSlackのインフラストラクチャ上で動作し、Salesforceと同様のセキュリティプラクティスとコンプライアンス基準に準拠している。顧客データは社内で保持され、他の顧客への利用はない。
Salesforceの分析によると、Slack AIを活用することで、ユーザーは平均97分の業務時間を短縮できるという。一方で、職場でAIツールを試したことがあるデスクワーカーは4人に1人にとどまっている。
今後、Slack AIの機能は拡充され、ファイルやアプリ、ビデオ通話の内容も対象に含まれる予定。また、Salesforce CRMの「Einstein Copilot」との連携により、Slackがアシスタントの活用に最適なプラットフォームになるとしている。
Salesforce、「Slack AI」をすべての有料プランで提供開始、日本語を含む多言語で利用可能に(クラウド Watch) - Yahoo!ニュース https://news.yahoo.co.jp/articles/cf6b78faf090541744769cff37eb367205cf1bad