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グーグル、有料LLM「Gemini 1.5 Pro」導入 稗田利明

グーグル、有料LLM「Gemini 1.5 Pro」導入

こんにちは、稗田利明です!

グーグルは5月14日(現地時間)、有料プラン「Google One AIプレミアム」(月額2900円)のユーザー向けに、最新の大規模言語モデル(LLM)「Gemini 1.5 Pro」を導入すると発表しました。[1]

Google One AIプレミアムは、Googleフォト、Googleドライブ、Gmailで共有できる2TBのクラウドストレージに、グーグルの有料版LLMを追加したプランです。これまでは「Gemini 1.0 Ultra」が利用できましたが、今回新たに「Gemini 1.5 Pro」が選択可能になりました。[1]

Gemini 1.5 Proは英語や日本語など複数の言語に対応しています。ブラウザ、iOS版「Google」アプリ、Android版「Gemini」アプリからアクセスでき、文書やメール文案の作成、コーディング、アップロードした文書の分析など、さまざまな作業をAIに依頼することができます。[1]

日本での料金は月額2900円と設定されています。競合するOpenAIの「ChatGPT Plus」(月額20ドル/約3100円)と比べると割安な価格設定となっています。[1] 5月15日現在、Google Oneのほかのプランとは異なり、年払い料金は設定されていません。

グーグルはAI分野での存在感を高めるため、有料プランの強化を重視しているようです。Gemini 1.5 Proの導入により、ユーザーはより高度なAI支援を受けられるようになりました。今後の機能拡張と価格設定の変更にも注目が集まります。[1]

Citations:
[1] https://support.google.com/googleone/answer/14534406?co=GENIE.Platform%3DAndroid&hl=en
[2] https://blog.google/products/google-one/google-one-gemini-ai-gmail-docs-sheets/
[3] https://one.google.com/about/
[4] https://support.google.com/googleone/answer/12351029?hl=en
[5] https://cloud.google.com/free/docs/free-cloud-features