こんにちは、稗田利明です！
Microsoft は3月28日、「Microsoft 365 Basic」にセキュリティ機能を強化したことを発表した。年額2,440円で提供されるこのプランは、OneDrive の100GBストレージや広告なしのOutlook、追加のメールセキュリティ機能などを利用できる。
今回の強化では、まず「OneDrive」でファイルを共有する際に有効期限を設定できるようになった。不要なファイルの公開を防ぐことができる。また、「OneDrive」上の写真やファイルをランサムウェアから保護する機能も追加された。ファイルの異常な変更や暗号化操作を監視し、異変があった際に警告を発するなど、被害を最小限に抑えられる。
さらに、2要素認証による保護を追加した「OneDrive」の特別な保管庫「Personal Vault」のファイル制限が大幅に緩和された。従来は3ファイルまでしか保存できなかったが、現在はストレージの制限まで無制限にファイルを保存可能となった。
そのほかにも、モバイルデバイスで「OneDrive」上の指定ファイル・フォルダーをオフラインに保持できるようになった。
Microsoft 365 Basicは、Officeアプリは利用できないものの、比較的安価でオンラインストレージを拡張できるのが魅力だ。今回の強化により、ファイルの共有管理やセキュリティ対策、オフラインでの利用など、OneDriveの活用幅が大きく広がった。個人ユーザーだけでなく、中小企業などにも最適なプランといえるだろう。
Citations:
[1] https://learn.microsoft.com/en-us/sharepoint/set-default-storage-space
[2] https://blog.quest.com/understanding-onedrive-storage-plans-capacity-and-key-limitations/
[3] https://learn.microsoft.com/en-us/office365/servicedescriptions/onedrive-for-business-service-description
[4] https://www.techradar.com/pro/exclusive-microsoft-quietly-ends-unlimited-cloud-storage-option-on-onedrive
[5] https://it.muni.cz/en/aktuality/reducing-onedrive-storage-capacity-in-microsoft-365-and-what-it-means-for-you
