稗田利明のIT Insights

ITの未来を探る、情報発信"

Google検索のキャッシュ機能が廃止される理由 稗田利明

Google検索のキャッシュ機能が廃止される理由


こんにちは、稗田利明です!

Googleの検索結果に表示されたWebページについて、直接アクセスしなくても、その内容を確認できるキャッシュ機能が2月までに削除された。Google検索の公式Xが、ユーザーの疑問に答える形でその理由について説明している。

キャッシュ検索は、Googleクローラーが最後に保存したそのページの内容を確認できる機能。Google検索のリンク右側にあった矢印や、「キャッシュ」の文字をクリックすると表示できた。Webページに直接アクセスしなくても内容を見ることができ、ページの少し前の状態や、削除されたページの内容を確認するといったことが可能だった。

公式Xによると、キャッシュ検索機能は最も古い機能の一つで、ページの読み込みが遅かった時代にユーザーをサポートする機能だったという。現在、読み込み速度の問題は大きく改善されたため、サービス終了を決めたという。

さらに「個人的な意見」と前置きした上で、「キャッシュリンクがあった場所にインターネットアーカイブのリンクを追加できたらいいと思っているが、約束はできない」と述べている。

また現在は、「cache:」に続けてURLを打ち込むことでキャッシュを確認できるが、この機能も近くなくなるという。

Citations:
[1] https://support.google.com/websearch/answer/1687222?hl=en
[2] https://support.google.com/websearch/thread/197976977/unable-to-view-cached-version-of-urls?hl=en
[3] https://cachedview.com
[4] https://www.theverge.com/2024/2/2/24058985/google-search-cache-feature-discontinued
[5] https://www.webfx.com/blog/marketing/google-cached-pages/