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アップルの新機能「NameDrop」に対する警察の懸念 稗田利明

アップルの新機能「NameDrop」に対する警察の懸念

こんにちは、稗田利明です!

アップルは最新のiOS 17.1のアップデートで「NameDrop」と呼ばれる機能をリリースし、近くにある他のiPhoneApple Watchに保存された連絡先を共有できるようにした。この機能は、近くにあるiPhoneに画像を送信するための機能のAirDropに似たものとされている。しかし、全米各地の警察当局は、NameDropが引き起こすプライバシーに関する懸念について警告を発している。デトロイト郊外のオークランド郡保安官事務所は、この機能を無効にするよう住民に呼びかけており、テネシー州の保安官事務所は、iPhoneを近づけるだけで連絡先を共有できるNameDropへの注意を促している。サイバーセキュリティの専門家アラン・クロウェッツは、ユーザーと面識のない人物がNameDropを使って連絡先を受け取ろうとする可能性があることを警告した。しかし、NameDropの機能は、2台のデバイスをロックを解除した状態で接近させ、ユーザー同士が「共有」または「受信」をタップしてメールアドレスや電話番号を送信した場合にのみ利用可能になる。そのため、一部のアナリストはこれらの警告が、必要以上に恐怖心を煽るものだと指摘している。アップルは、人々のプライバシーを重視しており、ユーザーはいつでもこの機能をオフにしたり、再度有効にしたりすることができると述べている.

 

iPhoneを近づけて連絡先を交換する新機能「NameDrop」は危険 米警察が警告(Forbes JAPAN) - Yahoo!ニュース https://news.yahoo.co.jp/articles/9131ade77f670740da1fd130d5dfe1501a5a5fb3