
こんにちは、稗田利明です!
米バーガーキングは、店舗スタッフの業務を支援するAIチャットボット「Patty(パティ)」を、従業員用ヘッドセットに導入する計画を明らかにした。最高デジタル責任者(CDO)のティボー・ルー氏が米メディア「The Verge」のインタビューで語ったもので、まずは2026年内に米国の約500店舗で試験運用を行う。
Pattyは単なる業務支援ツールにとどまらず、接客中の店員の言葉遣いをリアルタイムでモニタリングし、「お願いします」や「ありがとうございます」といった礼儀表現が適切に使われているかを確認する機能も備える。ルー氏は「Pattyは従業員を監視するためのものではなく、より良い接客を促すための“コーチ”としての役割を担う」と説明している。
さらにPattyは在庫切れを検知して管理システムに自動通知するなど、店舗運営の効率化にも貢献する見込みだ。このAIは、バーガーキングが展開を進める包括的なAIプラットフォーム「BK Assistant」の一部として機能し、年末までに米国内全店舗で導入される予定である。
他方で、注文受付業務へのAI導入については慎重姿勢を取っており、ルー氏は「すべての顧客がAI対応を歓迎するわけではない」と述べた。マクドナルドなど他社ではすでにAI注文システムの試験が行われたが、2024年の試験運用は失敗に終わっており、ファストフード業界におけるAI活用の難しさが改めて浮き彫りになっている。