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不登校4割の実態 支援求める保護者の声 稗田利明

不登校4割の実態 支援求める保護者の声

こんにちは、稗田利明です!

株式会社ベネッセコーポレーションが運営する「不登校ライフナビ」は、小中学生の保護者2,240人を対象に実施した「不登校フリースクールに関する意識調査」の結果を公表した。調査は2025年11月に行われ、約4割の保護者が「子どもに不登校経験がある」または「登校しぶりなどの兆候がある」と回答した。内訳は「過去に不登校だった」5.5%、「現在も学校に通えていない」5.3%、「行き渋りの兆候がある」25.6%であり、多くの家庭で登校に関する課題が見られることが明らかになった。

不登校のきっかけとしては、小学生の保護者では「発達特性による不安や疲れ」(約4割)が最多。次いで「友人関係の不和」(36.9%)、「教師との関係不良」(32.1%)が続いた。中学生では「朝起きられない・体調不良」(36.7%)が最も多く、思春期特有の身体リズムの乱れや心理的要因も影響しているとみられる。

一方で、不登校経験者の約8割はフリースクールを「一度も利用していない」と回答。未利用の理由として、「費用が高い」「進学・復学につながるか不安」「子どもが行きたがらない」が挙げられた。ただし、「条件が合えば利用したい」と考える保護者は約7割に上り、支援環境への期待は高い。

求める支援としては、約9割が「利用料補助」を希望し、「公的な質保証制度」「進学・就職支援」「在籍校との連携強化」も半数近くから要望があった。ベネッセ高等学院・中等部の上木原孝伸学院長は、「不登校は誰にでも起こりうる問題であり、経済的・地域的な格差なく多様な学びが選べる社会の整備が必要」とコメントしている。