こんにちは、稗田利明です!
オーストラリア議会上院は、16歳未満の子どものSNS利用を禁止する法案を可決しました[1][2][3]。この法案は、世界で最も厳しいSNS規制となり、2026年1月の全面施行に向けて1年の猶予期間が設けられます[5]。
法案の主な内容は以下の通りです:
1. SNS運営企業に対し、16歳未満の子どもが利用できないよう措置を講じることを義務付ける[1][4]。
2. 違反企業には最大4950万オーストラリアドル(約49億円)の罰金が科される[1][2][4]。
3. 対象となるSNSには、TikTok、Facebook、Snapchat、Reddit、Instagram、X(旧Twitter)などが含まれる[1][3]。
4. YouTube、メッセージングサービス、オンラインゲームは対象外とされる[1][3][5]。
5. 未成年者やその親には罰則が設けられていない[1][3][4]。
この法案の背景には、ネットいじめや子どもを狙った性犯罪など、SNSを介した深刻な問題が増加していることがあります[5]。オーストラリア政府は、この法律を「世界的にみても先進的だ」と評価しています[4]。
しかし、この法案には課題も指摘されています。年齢確認の方法や個人情報の取り扱いについての懸念が挙げられており[4]、また、VPNなどを使用して規制を回避する可能性も指摘されています[1]。
アンソニー・アルバニージー首相は、「一部の子どもたちは回避策を見つけるだろうが、われわれは企業に行動を改善するようメッセージを送っているのだ」と述べ[1]、法案の意義を強調しています。
この法案は、子どもたちの安全を守る一方で、表現の自由への影響や技術的な実効性に関する懸念も呼んでいます[3]。今後、この法律がオーストラリアの若者や社会にどのような影響を与えるか、世界中から注目されることになるでしょう。
Citations:
[1] https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2411/29/news122.html
[2] https://www3.nhk.or.jp/news/html/20241128/k10014653111000.html
[3] https://www.cnn.co.jp/tech/35226696.html
[4] http://www3.nhk.or.jp/news/html/20241128/k10014653111000.html
[5] https://topics.smt.docomo.ne.jp/article/itmedia_news/trend/itmedia_news-20241205_158
[6] https://www.fnn.jp/articles/-/794451
[7] https://news.yahoo.co.jp/articles/ef4bf134d7a33b3a3e42062a8f8a21e843e45ddd
[8] https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2024/12/526978.php
[9] https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-11-28/SNNWUJT1UM0W00
[10] https://www.watch.impress.co.jp/docs/topic/1644808.html