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Classi、学習トレーニングに動画サービス搭載 稗田利明

Classi、学習トレーニングに動画サービス搭載

こんにちは、稗田利明です!

Classi株式会社は、教育プラットフォーム「Classi」の「学習トレーニング」機能に新たに動画サービスを導入しました。この機能強化により、個別最適化された学習体験がさらに充実します[1]。

学習トレーニング(学トレ)は、AIが生徒一人ひとりの回答に基づいて最適な「おすすめ問題」を提示する革新的な機能です。全国約1,000校の高校で活用されているWebテスト「Classiチャレンジ」とWebドリルを進化させたものです[1]。

学トレの特徴は、「自主学習機能」と「先生課題配信機能」の2つです。自主学習機能では、生徒が模試の結果を基に自律的に学習を進めることができます。一方、先生課題配信機能では、教員が課題を配信し、その結果から個々の生徒に合わせた学習課題を提案します[1]。

今回の動画サービス導入により、生徒は自主学習の小単元一覧画面や課題学習の答え合わせ画面で解説動画を視聴できるようになりました。これにより、短時間で授業内容を復習したり、振り返ったりすることで、単元の基礎を固めることができます[1]。

動画は高校の英語・数学・国語から提供が開始され、各動画は5分程度の長さで、効率的に単元の理解を深められるよう設計されています。興味深いことに、生徒たちは自分のペースで学習を進めており、得意な単元は2倍速で、苦手な単元は0.8倍速で再生したり、必要に応じて一時停止したりしながら学習しているそうです[1]。

Classiの学習アプローチは、「できた」と「わかった」の相互補完を重視しています。「問題を解けた=できた」という体験は学力向上に重要ですが、それには「単元を理解できる=わかった」というプロセスが不可欠です。そのため、学力を確認する演習問題に加えて、理解を促す動画を提供することで、より効果的な学習サイクルの確立を目指しています[1]。

この新機能は、Classiの既存の強みをさらに強化するものです。Classiは既に、難易度別の単元テスト配信やAIによるおすすめ演習、ベネッセテストの結果に基づく弱点克服学習など、学校での層別学習および個別最適な学習を実践できる機能を提供しています[2]。さらに、2024年11月には理科と地理歴史のコンテンツも追加され、英語・数学・国語・情報と合わせて6教科での学習が可能になりました[3]。

Classiは今後も、生徒の学力向上を支援するための個別最適化された学習ツールの開発を続けていくことでしょう。

Citations:
[1] https://edu.watch.impress.co.jp/docs/news/1641545.html
[2] https://chienowa.classi.co.jp/hc/ja/articles/6657138427535-%E5%AD%A6%E7%BF%92%E3%83%88%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%8B%E3%83%B3%E3%82%B0
[3] https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000092.000040573.html
[4] https://classi.jp
[5] https://support.classi.jp/hc/ja/categories/6763078625167-%E5%AD%A6%E7%BF%92%E3%83%88%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%8B%E3%83%B3%E3%82%B0
[6] https://news.yahoo.co.jp/articles/62382e10e695a59b8baf84c4e9a08864b72f6983
[7] https://ict-enews.net/2024/11/22classi-6/
[8] https://edtechzine.jp/article/detail/11753