こんにちは、稗田利明です!
旭化成エレクトロニクス(AKM)は、高音質オーディオ用IC「VELVET SOUND」シリーズの新製品として、DACチップ「AK4498EX」を開発し、サンプル出荷を開始した[1][2]。このチップは、デジタル・アナログ部を分離する設計思想を継承しており、デジタルノイズのアナログ変換回路への干渉を極限まで排除している[1][2]。
AK4498EXの主な特徴として、最大サンプリングレートはPCMで1536kHz/64bit、DSD 1024まで対応している[1][2]。また、AK4499EXに搭載されるDWA(Data Weighted Averaging)ROUTINGテクノロジーを採用することで、素子ばらつきの影響を低減し、高いノイズ特性と歪み特性を実現している[1][2]。具体的には、S/N比129dB、THD+N -117dBという優れた性能を達成している[1][2]。
さらに、AK4191に搭載される「非同期動作モード」により、AK4498EX専用のクロック供給が可能となり、低ジッタクロックを用いた高精度なDA変換を実現できる[1][2]。これらの特徴により、AK4498EXは高音質オーディオ機器向けのDACチップとして期待されている。
AKMは、このチップの用途として、ネットワークオーディオプレーヤー、USB-DAC、CD/SACDプレーヤー、サウンドバー、ワイヤレススピーカーなどのHiFiオーディオ機器や、電子楽器、オーディオインターフェース、デジタルミキサーなどのプロ向けオーディオ機器への搭載を想定している[1][2]。
AK4498EXの量産出荷は2025年4月を予定しており、今後のオーディオ機器の音質向上に貢献することが期待される[1][2]。
Citations:
[1] https://www.phileweb.com/review/article/202009/30/3982.html
[2] https://av.watch.impress.co.jp/docs/topic/special/1485491.html
[3] https://www.akm.com/jp/ja/about-us/news/2024/20241118-ak4498exvq/
[4] https://news.yahoo.co.jp/articles/4bf524785a8d11c599ce41cdc45a2f106fb4ad29
[5] https://www.akm.com/jp/ja/products/audio/audio-dac/ak4498exvq/
[6] https://audioxpress.com/news/new-akm-ak4498ex-partitioned-stereo-d-a-converter-now-sampling
[7] https://www.phileweb.com/news/audio/202410/07/25802.html
[8] https://www.ivoox.com/en/akm1228912487124721247912523-124501249012525124642099838626246052481912434-32-audios-mp3_rf_136038471_1.html