こんにちは、稗田利明です!
さくらインターネットの2024年3月期第2四半期決算が発表され、連結売上高132億7,167万円(前年同期比28.3%増)、営業利益12億9,588万円(同419.4%増)と大幅な増収増益を達成した[1][2]。この業績拡大の主な要因は、生成AI向けGPUクラウドサービス「高火力」シリーズの新プラン「高火力PHY」の貢献と主力クラウドサービスの成長である[1]。
## サービスカテゴリー別の業績
**クラウドサービス**
主力の「さくらのクラウド」「さくらのVPS」を含むクラウドサービスの売上高は68億1,312万円(同9.0%増)と順調に推移した[1][4]。新設されたGPUクラウドサービス部門と合わせると25億7,217万円(同11.5%増)が増収に寄与している[4]。
**物理基盤サービス**
専用サーバサービスの利用増加により、18億6,787万円(同4.5%増)となった[3]。
## 成長戦略と今後の展望
さくらインターネットは当第2四半期に、成長戦略としてGPUクラウドサービスの拡充を掲げ、AI需要に応えるデジタルインフラの強化を基盤強化の柱としていた[1]。48万を超える顧客基盤を活かし、今後も成長が見込まれるクラウドサービスの拡大に注力する方針を示している[1]。
## 通期業績見通し
通期の業績見通しについては、9月に発表した予想を据え置いている[1]。売上高は前期比32.9%増、営業利益は同193.9%増を見込んでおり、引き続き高い成長率を維持する見通しである[1][5]。
## 決算の詳細
経常利益は株式発行に伴う費用を計上したものの、11億210万円(同538.2%増)となり、中間純利益は7億1,007万円(同305.4%増)を計上した[1][6]。これらの数字は、さくらインターネットの事業戦略が順調に進展していることを示している。
GPUクラウドサービスの急成長は、AI技術の進展と需要の高まりを反映しており、さくらインターネットがこの分野で競争力を持っていることを示している[1]。同社は今後もこの分野に注力し、さらなる成長を目指すものと考えられる。
Citations:
[1] https://www.youtube.com/watch?v=5vBTL1bgXuo
[2] https://www.nikkei.com/markets/company/sys/redirect_dis.aspr?ano=eztt2n&t=https%3A%2F%2Fwww.nikkei.com%2Fnkd%2Fdisclosure%2Ftdnr%2F20241028503727%2F
[3] https://www.nikkei.com/markets/ir/irftp/data/tdnr/tdnetg3/20241028/eztt1l/140120241028503689.pdf
[4] https://finance-frontend-pc-dist.west.edge.storage-yahoo.jp/disclosure/20241028/20241028503727.pdf
[5] https://irbank.net/E05518/081220240105511512/pl
[6] https://irbank.net/E05518/081220230925558018