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鴨川シーワールド、YouTuber対策で撮影規制 稗田利明

鴨川シーワールド、YouTuber対策で撮影規制

こんにちは、稗田利明です!

鴨川シーワールドは、2024年8月1日から営業日の最終パフォーマンス終了後からオーシャンスタジアムへの立入りと撮影を禁止すると発表しました[1]。この措置は、利用規約を守らない配信者の増加に対処するためのものです。

規制の背景には、動物や他の来場者に危険が及ぶ撮影方法、著作権侵害につながる撮影やライブ配信、営利目的の撮影、そして来場者や従業員のプライバシーを侵害する恐れのある撮影と公開といった問題が挙げられています[1]。

具体的には、禁止されているカメラ用の一脚、三脚、自撮りスティックなどの撮影補助機材を持ち込み、水槽のガラスを超えた状態で使用する行為が見られました。これは動物たちが興味を持って近づき、誤って飲み込んだり引っ張ったりすることで、来場者自身の怪我にもつながる可能性があります。

また、パフォーマンスの様子を撮影し、あたかも公式サイトのように投稿して収益化する行為も問題となっています。本来、パフォーマンスは来場者だけが楽しめるものであり、このような行為は施設側にとって非常に残念なことです。

さらに、最終パフォーマンス後の立ち入り禁止の主な理由は、シャチではなく従業員を撮影目的とする来場者がいるためです。従業員のプライバシーを守るための措置ですが、夕方のシャチの姿を楽しみにしている来場者もいるため、苦渋の決断となりました。

鴨川シーワールドは、スマートフォンで思い出として撮影することは歓迎しており、ルールを守って来館することを呼びかけています。この問題は、ディズニーランドなど他の遊園地や動物園でも見られる傾向であり、今後も同様の規制が増える可能性があります。

この事例は、観光施設における撮影マナーの重要性を改めて浮き彫りにしています。来場者一人一人が、他の来場者や従業員、そして動物たちへの配慮を忘れずに行動することが求められています。

Citations:
[1] https://www.kamogawa-seaworld.jp/information/11181/
[2] https://plaza.rakuten.co.jp/nekomac/diary/202403190003/
[3] https://tb.sanseido-publ.co.jp/hspr/assets/data/04-kokugo/04kokugo_pamph_all_2.pdf
[4] https://www.kamogawa-seaworld.jp/request/
[5] https://www.yanmar.com/media/news/2024/04/19065504/34nd_portfolio.pdf
[6] https://unistyleinc.com/companies/171/sheets
[7] https://unistyleinc.com/companies/401/eslist
[8] https://news.yahoo.co.jp/pickup/6508896
[9] https://www.youtube.com/watch?v=3noj0KCKU0U