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Googleのサードパーティーcookie廃止延期の影響 稗田利明

Googleサードパーティーcookie廃止延期の影響

こんにちは、稗田利明です!

Googleが2024年内に予定していたChromeブラウザでのサードパーティーcookie廃止を延期すると発表し、デジタル広告業界に大きな影響を与えている[1][4]。この決定は、業界や規制当局からのフィードバックを調整する課題が継続しているためとされている[1]。

サードパーティーcookieは、ウェブサイトをまたいで消費者の閲覧履歴を共有し、ターゲティング広告に活用されてきた技術だ[4]。Googleは2020年に廃止計画を発表し、代替策として「プライバシーサンドボックス」の開発を進めてきた[1]。

しかし、英競争・市場庁(CMA)が競争環境への影響を懸念し、廃止の一時停止を命じるなど、規制当局との調整に時間を要している[1][4]。Googleは引き続きCMAと協力し、2025年初頭から廃止を進める想定だという[1]。

この延期決定に対し、業界関係者からは様々な反応が寄せられている。多くの意見に共通するのは、プライバシー保護強化の流れは変わらないという認識だ。キヤノンマーケティングジャパン西田健氏は、「廃止後の世界」の議論を冷やさないよう注視する必要性を指摘している[5]。

ニベア花王の菅原悠氏は、顧客にとって必要な情報を適切なタイミングで提供する努力を継続する姿勢を示した[5]。パナソニック コネクトの岸田真由子氏は、ユーザー体験を損なわない適切な広告手法の選択が重要だと指摘している[5]。

一方で、メーカーの匿名コメントは、Cookie廃止はあくまで一要素であり、ブランディングやLTV向上による事業成長へのシフトが重要だと指摘している[5]。

エージェンシーの匿名コメントは、プライバシー保護強化の流れは避けられず、Googleの今後の対策が重要になると予想している[5]。また、情報通信業の匿名コメントは、マーケターが顧客視点とブランド視点に立ち返り、AIなどのテクノロジーと向き合う必要性を強調している[5]。

この延期決定は、デジタル広告業界に一時的な安堵をもたらす一方で、プライバシー保護と効果的な広告のバランスを模索する課題は継続している。業界関係者は、この機会を活用して、より良いユーザー体験とプライバシー保護を両立する新たな広告手法の開発に注力することが求められている。

Citations:
[1] https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2404/24/news102.html
[2] https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/02731/012600002/
[3] https://webtan.impress.co.jp/e/2024/05/21/46819
[4] https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN242790U4A420C2000000/
[5] https://cloud.google.com/looker/docs/best-practices/chrome-third-party-cookie-deprecation?hl=ja