こんにちは、稗田利明です!
日本の新たな主力ロケット「H3」の3号機が、2024年7月1日午後0時6分42秒に鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられました[1][3]。この打ち上げは成功し、搭載されていた地球観測衛星「だいち4号」を予定の軌道に投入しました[3]。
H3ロケットは、JAXAと三菱重工業が共同開発した次世代主力ロケットで、現在運用中の大型ロケット「H2A」の後継機として位置づけられています[1]。H3は、打ち上げ費用や組み立て期間がH2Aの約半分で済むため、安く迅速な衛星打ち上げが可能となり、民間企業からの衛星打ち上げの大量受注獲得を目指しています[4]。
今回の3号機の成功は、H3ロケットにとって重要な意味を持ちます。昨年3月に初号機が打ち上げに失敗し、搭載していた国の先進光学衛星「だいち3号」を失うという事態がありました[4]。その後、徹底的な原因究明と対策を経て、今年2月に2号機が打ち上げに成功しました。そして今回の3号機は、実用段階の機体として初めて重要な大型衛星を搭載しての打ち上げとなりました[4]。
搭載された「だいち4号」は、JAXAと三菱電機が約320億円をかけて開発した地球観測衛星です[1]。この衛星は、夜間や悪天候でも高解像度で観測が可能で、災害時の被害状況の把握や火山活動に伴う異変の迅速な発見などに役立てられる計画です[1]。「だいち4号」の運用により、災害時のよりタイムリーで広範囲の被害状況の把握が期待されています[1]。
H3ロケットは今後、年間6機の打ち上げを目標に掲げており、安定した運用につなげられるかが注目されています[1]。今回の成功は、日本の宇宙ビジネス拡大に向けた重要な一歩となりました。
Citations:
[1] https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240701/k10014497981000.html
[2] https://www.yomiuri.co.jp/science/20240701-OYT1T50073/
[3] https://news.yahoo.co.jp/articles/97e22758c2742372247000b533ff9b4b60cbf684
[4] https://www.sankei.com/article/20240701-U27HAZAMLVJ3JJ3UJNWMVIT4WQ/
[5] https://news.yahoo.co.jp/articles/5eb08872bedabae2623c22c29af0745c7b11014a