稗田利明のIT Insights

ITの未来を探る、情報発信"

富士通、大規模データ活用の生成AIフレームワーク開発 稗田利明

富士通、大規模データ活用の生成AIフレームワーク開発

こんにちは、稗田利明です!

富士通は、企業が保有する大規模データや法令準拠を容易にする「エンタープライズ生成AIフレームワーク」を開発し、7月から順次提供を開始する。同フレームワークは、以下の3つの技術から構成される。

### ナレッジグラフ拡張RAG技術

従来のRAG技術を発展させ、企業規則、法令、マニュアル、映像などの膨大なデータを構造化したナレッジグラフを自動作成する。生成AIが1000万トークン以上のデータを参照できるようになり、大規模データの正確な参照が可能となる。

### 生成AI混合技術

自社業務に適したAIモデルを迅速に生成する独自技術。最適な特化型生成AIや機械学習モデルを自動生成し、プロンプトエンジニアリングやファインチューニングなしで運用可能。小中規模かつ軽量なモデルを組み合わせることで、電力と計算資源の消費を抑える。

### 生成AI監査技術

生成AIの回答が企業規則や法令に準拠しているかを監査する。回答の根拠を抽出し提示する「生成AI説明性技術」と、回答とその根拠の整合性を検証する「ハルシネーション判定技術」で構成される。テキストだけでなく、ナレッジグラフや画像も対象にできる。

実証実験では、契約書のチェック作業時間が30%減少、サポートデスク作業効率が25%向上、ドライバー配置計画策定時間が95%短縮されるなど、大きな効率化が見込まれている。また、質問回答作成、ネットワーク障害解析、従業員疲労度解析、ゲノムデータ解析など、幅広い分野への適用が可能としている。

 

富士通、「エンタープライズ生成AIフレームワーク」を開発--特化型生成AIを自動生成(ZDNET Japan) - Yahoo!ニュース https://news.yahoo.co.jp/articles/9ff4812c7a7b06e3ea9a5fb1d4faf8cdfe108b67